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近隣住民らが建設中止を求める仮処分を申し立てたマンションの建設現場=2025年8月18日、東京都府中市美好町3丁目、上保晃平撮影

 東京都府中市で建設中の10階建てマンションをめぐり、日照権や環境権を侵害されるとして、近隣住民ら11人が19日、工事の中止を開発会社と建築業者に求める仮処分を東京地裁立川支部に申し立てた。

 申立書などによると、マンションは旧甲州街道沿いの屋敷林跡地に建設中で、完成すると高さ30メートル超になる予定という。

 申し立てをした11人は、10階建てマンションの北側に隣接する5階建てマンションの住民や所有者。高層マンションの建設により、日照時間が大幅に制限され、自然に恵まれた住環境や景観が破壊されると主張している。

 開発会社は朝日新聞の取材に「担当者が不在で対応できない」とし、建築業者は「仮処分申し立ての事実関係を確認する」と答えた。

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